どこにでもいる会社員の日常

どこにでもいる会社員の日常です

どこにでもいる元大学生が日本軍「慰安婦」問題を学び始めたきっかけ。

おはようございますと、こんにちはと、こんばんは。

今自分は大学院で日本軍「慰安婦」問題について修士論文を書いています。

そういえばなぜ自分がこの問題について勉強し始めたのか、きちんと文章化したことないなと思い、ちょっと書いてみることにしました。

自分が「慰安婦」という言葉を知ったのは高校生の時でした。世界史の授業で先生がちょこっと触れたのを覚えています。その時は「ふーん、こんな人もいたんだ」という程度だったのですが、「慰安婦」という言葉自体がなんか独特で、どこか心にひっかかるというか、印象に残りました。

ですが、自分が通っていた高校は「自称進学校」というやつで。とにかく歴史は暗記暗記。近現代史なんてアジア太平洋戦争が終わればほとんどセンターに出ないから、というような感じでかなり駆け足で授業を受けた記憶があります。実際自分も近現代史はセンターに出そうな部分だけ覚えて、あとは捨ててた気がします。

無事第1志望の大学に入学しました。大学は外国語学部で、朝鮮語を専攻しました。中学の時からK-POPにはまり、アイドルが話していることを理解できるようになりたいとその一心で朝鮮語を専攻しました。

大学1年生の時って、一般教養の授業が中心ですよね。自分も外国語教育とか色々とったのですが、その一つとして「ジェンダー論」と受講しました。その授業はリレー方式で、授業のたびに先生が変わるものでした。その講義の一つに日本軍「慰安婦」問題やからゆきさんを扱った講義があったんですね。自分は高校の時、心にひっかかった「慰安婦」という言葉を思い出したことをきっかけにその授業を受講しました。

ですがやはりリレー方式の授業なので、日本軍「慰安婦」問題について深く勉強するわけでもありません。多くても2時間くらい。その深くまでは理解できていなかったと思いますが、当時授業を真面目に聞いていなかった自分にしてはまぁまぁ真剣に話を聞いていた気がします。テストだって真面目に受けました。(結果はともかく)

それ以降全くこの問題について勉強しませんでした。

大学3年の秋、転機が訪れました。自分は韓国の釜山に留学しました。

自分が大学3年生だったのは2016年。釜山の日本領事館前に建てられた少女像撤去をめぐる問題が起きていた時でした。

当時留学先で仲良くなった子に「一緒に様子を見に行かん?」と誘いました。

ですがその子には「怖いから行かない」と、断られました。

その時自分は「これが日本と韓国で起きている歴史問題の現状なのに、なんでそんなこと言うんだろう」と不思議に思いました。

朝鮮語専攻のくせに日本と朝鮮半島の歴史を学んできてなかったくせに、です。棚上げにもほどがあります。しかも今考えたら、その「怖い」は当時領事館前にかなり人が集まっており、それに対してであって、歴史を学ぶこと自体はかなり積極的な子だったと思います。まじでごめんな。

まぁそんなこんなで。「慰安婦」問題についてきちんと勉強したいと思うようになりました。

この時はまだ「慰安婦」問題は過去のことで、日韓の外交上の問題だ、政府間の問題だ、という程度にしか思っていませんでした。

そしてもう一度転機が訪れます。

慰安婦」問題を勉強したい。でもどうすればいいのかわからない。何の本を読めばいいのかわからない。そんな状態が続いていた時でした。

学部の先輩が主催する日韓大学生の討論会がソウルである、討論テーマのうちの一つが「慰安婦」問題だ、とSNSで知りました。すでに日本人は定員が埋まっていたのですが、直接先輩に話したところ、ぜんぜんオッケーとのことで、無事参加できました。

そして討論会当日。自分は韓国人参加者の知識量に圧倒されたのはもちろんのこと、これまでの認識をひっくり返されました。

「日本軍「慰安婦」問題は、女性の人権を侵害した制度であり、現在も続く人権問題だ」

びっくりしました。

政治の問題だと思っていたことが、人権の問題だった。

何より性暴力が、女性の性を男性が支配することが、人権侵害だ、と。

性って人権だったんだ、と。

そして同様のことが今もなお世界中で起きている、とその時初めて知ったんです。

ショックでした。正直恥ずかしかった。

これはもっと真剣に取り組まないといけない。

そう思い、自分は現在に至ります。

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ですが日本軍「慰安婦」問題からより広く、現在も起きている性暴力や性搾取、女性の労働、さらに民族や階級の問題にまで目を向けるようになるのはまだまだ先のことで。

慰安婦」問題に関心を持ったからといっても、勉強不足で世間知らずだったので、本当に身近に起きている性暴力や性搾取への考え方がすぐに変わるわけではありませんでした。(言い訳すると、その討論会が終わった後すぐに卒論、院試、引っ越しでそれどころじゃなかった上に実家ライフを満喫していた)

とかいいながら卒論はジェンダー関連で出したんですけど。知識ないくせにようやったわ。なんで卒業できたんや。なんで院試受かったのかは未だにわからんわ。拾ってくれた先生ありがとう。

より深くジェンダーに関心を持ち、勉強し始め、世の中のあちこちに色んな差別があるということを知るのは本当に大学院に入ってからです。(本当に恥ずかしい。穴にはいって眠りたい)

またジェンダーや民族差別について関心を持ったことについては、また今度書けたなと思っています。

とりあえず勉強って大事。つくづく思います。

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最後に。

自分の周りにも「慰安婦」問題に取り組んでいる人、真剣に考えている人、いっぱいいます。特に自分より年下の子が勉強し、歴史を知ろうとしています。自分は大学1、2年の時なんで遊びまくってたのに。本当に尊敬します。

ですが彼らの中に、「この問題について友達に話せない」という人がいるんです。

理由は2015年の日韓合意以降、それまで以上に「慰安婦」問題は解決した、なぜ韓国はあんなに騒いでいるのか、という社会的雰囲気。歴史教科書から削除され、また記述があっても教えられないなどの不十分な歴史教育からくる知識不足。マスコミの伝え方。今日本のトップに立っている政治家たちの歴史認識。韓国の文化(K-pop、韓国料理、ファッションなど)の流行によるよくわからん友好ムード。

「なんで韓国といい関係築けているのにそんなこと言うの?あれは政治家たちが勝手にやっていることで私たちには関係ないでしょう。今お互いの文化受け入れて、行き来して。楽しめているからそれでいいんじゃないの?」

こうした状況下で自分の考えが、取り組みがシェアできず、窮屈な思いをしている人がたくさんいます。

まずこれに対して自分が言いたいのは、歴史を知らずして本当の友好はあるのか、ということです。

K-popが好きな若者のうち、果たして何人が日本軍「慰安婦」問題のことを知っているでしょうか。強制徴用問題は?なぜ政治家が靖国神社参拝したら問題になるのか、アジア太平洋戦争とはなんだったのか、8月15日はどういう日なのか。

果たして何人知っているのでしょうか。

なぜ自分たちが好きな国と自分が住んでいる国が歴史の問題を抱えているのか。正直好きならば、本当にその国の人と友好な関係を持ちたいのなら。ぜひ自国の歴史をまず知り、その歴史が今国際社会でどのように扱われているのかを知ってほしいと思います。

歴史を知らずして未来も、友好も、世界に飛び出て生きていくことも。

難しいと思います。

そしてそのために。自分たち大人がこの社会を作り上げていっているという自覚を持つことが大事だと思います。選挙権を持っているならば選挙に行く。この政治家おかしいと思ったら、はっきりおかしいと言う。批判も抵抗も、よりよい社会、住みやすい社会を作る一つの手段です。私たちにはそうする権利も責任もあるのではないでしょうか。

そして日本軍「慰安婦」問題に関心をもっている人。

ぜひ一度勇気を出して、周りに話してみてください。

あ、もちろん無理のないように。

実は自分は環境に恵まれていて、家族や友達は「慰安婦」問題の話をしても拒絶することはありませんでした。

ですが父親以外は興味がなさそうでした。

目に見えて変わったのは母親でした。

私と父親がずっと隣で話をしていたからでしょう。

「なんでこの問題に関心を持ち始めたんや」から始まり、いろんなことを聞いてくれるようになりました。

今では「慰安婦」問題だけでなく、政治、ジェンダー、労働についてたくさん話をします。まさか母親と政治の話をするようになるとは思ってもいませんでした。

最初は受け入れてもらえないかもしれないし、もしかしたら離れていく人もいるかもしれない。

でも少しずつ受け入れてくれるかもしれない。

今関心を持っている「慰安婦」問題はすごく大事なことで。

一度日本軍「慰安婦」問題を知った自分達には、伝えていく責任があると思います。

被害者の方々がどんどん亡くなっていく中。

日本軍「慰安婦」問題が過去のものにならないように。

歴史から消されることのないように。

知らせる、伝える。

こうした役目があるような気がします。

てかそもそもこんな何も教えてくれないのに「慰安婦」問題に関心を持ち始めたこと自体、すごくねって思うし、なんならちょっと誇りに思っていいと思う。(自画自賛にもほどがある)

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いろいろ偉そうに語りました。

これまで話したこと、異論は認めます。自分の知識不足、意識の足りなさ、たくさんあります。修論おわったらもっといろんな本読もうと計画してます。修論関連の本すら読めてないのに。勉強します。

とりあえず現時点(2020/10/20 22:00時点)で自分が思っていることをまとめてみました。

きっかけやいうたんになんでこんな話になっていったんやろ。

ま、いっか。

 

どこにでもいる元大学院生は最近辛い物に憑りつかれている。

おはようございますと、こんにちはと、こんばんは。

最近辛い物に憑りつかれています。

お刺身はワサビでドロドロになった醤油をつけて食べてます。有名な韓国のブルタックポックンミョンはお水なしで食べちゃいます。そして次の日お腹下します。麻辣湯は激辛で食べて汗だくになります。そして次の日お腹下します。

辛い物が食べたくなる時ってストレスたまっているって言いますよね。実際食べたらスッキリします。

自分コーヒーも辛い物もお酒も好きなんですよ。

めちゃめちゃ胃に悪いですよね。将来ガンになったらどうしよう。

せっかく東京に住んでるから激辛を制覇したいですよね。

激辛を一緒に制覇してくれる友達募集しよっと。

全然関係ないけど昔父とマグマ雑炊みたいなん挑戦してふつーに失敗しました。ちょっと恥ずかしかった。

 

どこにでもいる元大学院生は少し自分中心で生きたいと思う

おはようございますと、こんにちはと、こんばんは。

最近の悩みを少しぶちまけたいと思います。

私はとんでもないイエスマンです。イエスマンとしての出来栄えは誰にも負けない自信があります。おかげで頼られることは多いのかな、と思うことはあります。(参照:自分視点)言い方を悪くすれば、「使える奴」なのかもしれません。

それは「ちょっと人に良く思われたい」が30%と、「人に頼られることが嬉しい」が30%、「まぁやってみれば自分の経験にもなるか」が20%、「こんな少しのことでも他の人のためになるなら」が20%から成り立っています。

この時点でかなり自分中心なんですけど。でも結局他人のためになっていることが多いのではないかと自負しています。(なんてことだ)

そんなこんなで引き受けた頼み。

時によってはもう嫌になって、この責任から逃れたいと思うことがあるのではないでしょうか。(ありますよね?)

今まさに自分はその時で。

理由はしょうもないんです。

「さぼりたい」と「たまにはわいにもいいことあってよくない?」

損得勘定ってやつです。自分でも欲にまみれてるな、と感じます。100%善意だけで動く人ってまじでただの聖人です。尊敬の対象です。崇めましょう。

でも自分は、人のためにと動いた分、わいにも帰ってきてくんないかなって思っちゃうタイプです。

そんななか、就活もうまくいかない。修論も進まない。甘えたいのに恋人とかいない。そんなときに限って友達が幸せそう。

涙が出る時もあります。

今自分が幸せか、恵まれているかって、結局自分がどう思うかによるんですけど。

今いる環境や家族、友達、先輩、後輩、周りの方々。すばらしい人たちばかりで恵まれているとは思います。

腹いっぱい飯食って、ベッドで寝て、服買って、コーヒー飲んで、マンガ読んで、カラオケ行って。なんでもできちゃう、自分は幸せだと思います。

本当にありがたいです。

でもちょっと足りないんです。なんというんでしょう、充実感がない。

なんて強欲なんでしょうか。

この充実感は、先ほどの目に見えやすい「いいこと」がなかなかないからだろうと、分析してます。

ちょっと関係ない方向に移りつつあるけど。

つまりは、責任とか人の機嫌とかほっぽりたいって話です。

少し強欲になりたいなって話です。

これは「嫌われる勇気」ってやつでしょうか。

それに一歩踏み出せないっていう話です。

でも自分がちょっと幸せだなって感じるために、今は少し自分中心で動こうと思います。

(これ黒歴史になりそうだなぁ)

どこにでもいる元大学院生がちょっとブログを書いてみる

おはようございますと、こんにちはと、こんばんは。

まるこ。と申します。こういう自己紹介は非常に恥ずかしいのですが、特別話題のない毎日を送っているので、ちょっとYouTubeを始めてみた人的な感じで、自己紹介をしてみたいと思います。

まるこ。と申します(2回目)。ちょっと前まで文系大学院生していました。今は会社員です。

ジェンダーや日韓の歴史、教科書問題について勉強しています。修士論文作成中です。正直こんなに大変とは思っていませんでした。びっくり。

学部生の時に韓国・釜山で交換留学しました。留学生活中に更新してたブログもあるのですが、調子に乗っている節があるのであまり見返したくはないです。ちなみに1ヶ月くらいでやめました。

いつかは韓国で働きたいと思っています。コロナでどうなるかはわからんけど。とりあえず修論終わったら日本語教師の資格取ろうかなと思っています。

修論と就活のストレスのはけ口として、ブログを書いていこうと思います。

もしよかったらお付き合いください。